こんにちは。TransRoots代表の伊藤です。
前回のブログでは、私自身のことと、TransRootsを始めたきっかけについて書きました。
今回は、創業してから参加した「創業塾」について書いてみようと思います。
これからTransRootsをどうしていくのか。
自分たちは何を大切にしてどんな仕事をしていきたいのか。
創業塾に参加したことで、そんなことを改めて考える機会になりました。
なぜ創業塾に参加したのか
TransRootsを始めたとき、私は看護師として働いてきた経験はありましたが、会社を経営した経験はありませんでした。
一緒にTransRootsをやっているスタッフには、それぞれの分野で経験を積んできた人がいます。
経営や事業について話をしていると「自分にはまだ分からないことが多い」と感じることもありました。
そこで、会社としての方向性を整理したい、経営について勉強したいと思い、創業塾に参加しました。
創業塾に参加する前のTransRoots
創業したばかりの頃の私は、
「クリニックの開業支援を何でもやります」
「言われたことは何でもやります」
という気持ちが強かったように思います。
もちろん、お客様の困っていることに応えたいという気持ちは今も変わっていません。
ただ、創業塾でいろいろなことを考えていく中で、「何でもやります」だけでは、自分たちがどんな会社なのかを伝えることが難しいと感じるようになりました。
数字は、やっぱり難しかった
創業塾では、損益計算書や貸借対照表、MQ会計など、数字についても勉強しました。
正直に言うと、数字の話は今でも得意ではありません。
学生の頃に難しい授業を受けていたときのことを思い出して、少し気持ちが重くなることもあります。
それでも、会社を続けていくためには必要なことです。
「分からないからやらない」のではなく、分からないことを一つずつ分かるようにしていく。
これは、創業塾に参加してから今も意識していることの一つです。

自分たちが持っているものを改めて見直した
特に印象に残っているのが、SWOT分析でした。
自分たちの強みや弱み、周りの環境について考え、さらにそれらを組み合わせて考えていきます。
そこで気づいたのは、これまでの経験や人とのつながりなど、自分たちが持っているものを改めて見直すことができたということでした。
一方で、それらをうまく組み合わせられなければ、せっかく持っているものも活かせない。
そんなことも考えるようになりました。
「戦略」という言葉の意味
もう一つ印象に残っているのが、「戦略」と「戦術」の違いです。
私は、それまでこの二つをあまり意識していませんでした。
創業塾では、大きな会社と同じ場所で同じように戦うのではなく、自分たちなりのやり方を考えることが大切だ、という話がありました。
例えば、大きな会社と価格や規模だけで競争してしまえば、当然こちらの方が不利になります。
だからこそ、「どこで、どうやって仕事をするのか」を考える必要がある。
この話を聞いて、TransRootsについても、もっと自分たちらしい形を考えなければいけないと思いました。
事業計画を書いて、TransRootsが少し見えてきた
創業塾では、事業計画も作りました。
実際に書いてみると、TransRootsのお客様として考えている人も、少しずつ変わっていきました。
最初は「これからクリニックを開業する医師」が中心でした。
それが、
- 開業しようか悩んでいる医師
- 開業して間もない医師
- すでにクリニックを運営している医師
にも、自分たちができることがあるのではないかと考えるようになりました。
そして、仕事の進め方についても考えが変わりました。
お客様からご相談いただいたことに、そのまま対応するだけではなく、まず必要な情報を整理する。
それを見える状態にして、お客様と一緒に確認する。
その上で、本当に必要なものを、必要なタイミングで提供する。
そういう仕事をしていきたいのだと、事業計画を作る中で少しずつ言葉にすることができました。
TransRootsは、クリニックの開業支援だけをする会社でもありません。
開業するかどうかを考えている段階から、すでにクリニックを運営している段階まで。
その時々で必要なことを一緒に整理し、前に進むためのお手伝いができる会社になりたいと思っています。
京都市の省エネ補助金についても
こうした考え方は、今回の京都市の省エネ補助金についても同じです。
令和8年度の「京都市中小事業者の省エネリノベーション支援事業補助金」は、8月28日から申請受付が始まります。
対象となる設備には、空調、照明、給湯、冷凍・冷蔵設備などがあり、補助率は対象経費の3分の1、補助額は20万円から最大200万円です。
ただ、「補助金があります」とお伝えするだけではなく、
「自分のクリニックは対象になるのか」
「どの設備を更新するのがいいのか」
「どんな見積もりが必要なのか」
といったところから整理することが大切だと思っています。
TransRootsでも、設備更新を検討されるクリニックについて、対象となる設備や制度の確認、見積もりの整理、申請に向けた準備など、できるところからお手伝いします。
京都市中小事業者の省エネリノベーション支援事業補助金|公式サイト
創業塾で一番残ったこと
創業塾に参加して、一番強く感じたのは、
「自分たちが何をしたいのかを言葉にするのは、思っていたより難しい」
ということでした。
会社を作っただけでは、「自分たちは何を目指しているのか」までは、なかなか言葉にできませんでした。
でも、考えて、書いて、人に話してみる。
そうすると、少しずつ自分たちの考えていることが見えてきます。
今回の創業塾は、私にとって経営の知識を学ぶだけの場所ではありませんでした。
会社としてというよりも、私個人の考え方や取り組み方を見つめ直す機会になったと思います。
一つずつ整理して、分からないことは分かるように努力する。
そして、一つずつできることを増やしていく。
そんなTransRootsでありたいと思っています。
